みなさんこんにちは、管理人のてっぺいです。
今回はトヨタ T-CONNECTサービスのひとつである「車内Wi-Fi」の価格改定についてです。
気になった方はこのまま読み進んでみてください。
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本記事は2024年11月14日時点のものです。記事掲載後の経過状況によっては実際の内容と異なっている場合があります。予めご了承下さい。
目次
T-CONNECTとは?
TOYOTAの通信サービスで、DCM(Data Communication Module)と呼ばれる車載通信機を使ったネットワークサービスのことです。
簡単に言うと、スマホのように移動しながらでも基地局と通信可能な機器が自動車に搭載されているので、サービスエリア内であればネットーワークを介したサービスを受けることができます。
今回の件についても既にサービスを利用されている方には以下のような案内が届いているかと思います。
ディスプレイオーディオでのお知らせ
こちらはエージェント機能としてお知らせを有効にしている必要がありますが、契約者の方は大抵は初期設定で有効になっていると思います。
アップデートなどのお知らせがあると信号待ちや、停車状態の時にこのようなポップアップ表示がされます。
またエージェント機能には他にも良くいく先の渋滞情報や、ピックアップニュースなども表示されます。
メールでの確認(車載DAの場合)
走行中の場合は先ほどのポップアップ表示がされて「はい」をタップしても内容は確認ができないようになっています。
車速パルス検知と連動している関係かと思いますが、走行時は当然ながら「走行中は表示できません」と表示がでます。
また、あとで停車時に見てみようとしても一定時間経つとポップアップ表示は消える仕組みになっています。
そんな時はメニューから「お知らせ」を開くと届いたメール内容を確認することができます。
実際に届いたメールをタップした内容がこちら
葉書の内容と同じですが、価格改定の内容を見ることができます。
「お手続きへ」を押した時の画面
QRコードとサイト情報が表示されていますが、契約者用の情報につき念のためモザイクかけてあります。
車載DCM上では継続手続きはできませんが、手続きに必要な情報含めてT-Connectではネットワークを利用したサービスが受けられます。
T-Connectの主なサービス内容
- トヨタスマートセンターとの通信でナビに対し最新地図を取得
- 周辺交通情報や渋滞予測情報の取得
- 安全技術のアップグレード(有料)
- カーエアコン、ドアロック等の遠隔操作
- 通信量無制限の車内Wi-Fiサービス(有料)
- ディスプレイオーディオ関連のソフトウェア更新
- リモートスタート(有料:スマホでエアコン遠隔操作)
- デジタルキー(有料:スマホが車のキーになる)
- マイカーログ(アプリで運転振り返り)
- ドライブ診断(運転技術診断)
- クルマのメンテ情報をスマホでチェック
- 24時間365日オペレーターへの以下リクエスト機能(有料)
- 目的地設定
- 飲食店、駐車場情報
- 現在空いてる病院情報
- 事故による修理、保険サービス取次
主なサービスで全てではありませんが、これらのサービスは契約コースで初回5年無料、6年目から有料だったり、最初から有料サービスもあります。
特にオペレーター関係は有料サービスになりますが、24時間365日利用可能で、サービス内の内容であれば対話によるサービスを受けることができるのが特徴です。
またリコール級の不具合対応内容もディーラーに行かずにソフト更新で対応可能なのもネットワークサービスならではです。
最近は安全機能関連の検知精度についても有料オプションですが、T-Connectのソフトウェアで対応可能など、今後の自動車は色んなサービスでコネクティッドサービスが拡大していくと思います。
車種によって利用可否があるので、詳細は契約しているT-CONNECTのプランや、公式サイトでの確認をオススメします。
前置きが少々長くなりましたが、今回は5.にある「車内Wi-Fiサービス」の内容となります。
価格改定通知葉書
契約対象の方は葉書がすでに届いていると思いますが、これまで1100円だった料金が1650円に改定されるので、継続利用したい方は手続きして下さいという内容です。
期限までに手続きしない場合は自動解約となるので、継続手続きをされたい方は、MYTOYOTAサイトでの継続申し込みが必要となります。
車内Wi-Fiサービス
実際どのくらいの速度が出るのか?同時接続数は?など気になる内容を紹介します。
90系NOAHに搭載されているDCMでの内容なので、それ以降に発売された車種はもしかしたら仕様が違う可能性がある点についてご了承下さい。
どの通信網を使っているの?
契約時に気になっていたので担当営業の方にも確認済みの内容ですし、トヨタのディーラーさんでauの携帯販売してるので予想はつきましたが、データー通信にはauのLTE通信網を使っており、理論上 最大150Mbps※の通信速度という記載が90系NOAHのマニュアルにあります。
実際のところ電波状況によって速度が大きく変化しますが、測定アプリで試した結果は20~50Mbpsくらいが実効速度です。
※T-Connectサイト上では、「車内Wi-Fiの回線速度は、最大72.2Mbpsです。」という記載があるので、回線速度については72.2~150Mbpsで車種によって異なると思われます。
価格改定内容
通信速度としてはそこまで速いわけでは無いですが動画も安定して見れる実用レベルになっています。
ビットレートの高い4K動画などは電波状況によって読み込み停止する場合があるかもしれんせん。
他のメーカーでは通信量が決まっていたりするので、無制限で1100円は当時かなりお得に思える価格設定でした。
今回の価格改定による差額は月額550円の値上げとなり年額としては6600円の増額です。
項目 | 月額 | 年額 |
---|---|---|
改定前 | 1,100円 | 13,200円 |
改定後 | 1,650円 | 19,800円 |
表でまとめてみましたが、改訂前の月額1100円では年額の13200円、改定後の月額1650円でみた場合、年額19800円になり約2万円というちょっとインパクトのある金額になります。
継続契約か?それとも格安プラン、各安MVNOか?
docomoの格安プラン「ahamo」の「価格据え置きで30GBまでデータ量上限アップ」は近年稀に見る神改訂とも言われてる程話題です。
もちろん他社もこの流れに対抗するプランを次々出しているので、大手携帯4社の格安プランと格安MVMOの価格競争が激化しています。
今回のT-CONNECT Wi-Fi価格改定後の1650円と私が契約しているahamoプランで見た場合、3303円+1650円 = 4,953円となります。
あれ?ahamoって2970円じゃなかったっけ?と思いの方はまさにその通りで鋭い指摘です。
私の場合、子供の学校関係と、個人的にキャリアメールが必要なので、docomo⇒ahamoへ変更時にキャリアメール継続利用しているのと、昔から利用している有料ニュースサービスで合計400円程追加料金が発生しているため高くなっていいます。
T-Connect、大盛プラン追加時の比較
- | ahamo | 追加料金 | 合計 |
---|---|---|---|
ahamo+T-Connect | 3,303円※ | 1,650円 | 4,953円 |
ahamo+大盛プラン | 3,303円※ | 1,980円 | 5,283円 |
一方、ahamo大盛りプランは1980円プラスなので、3,303円+1,980 円= 5,283円となり、5,283円(ahamo+大盛り)- 4,953円(ahamo+T-Connectプラン)= 330円の差額となります。
※3,303円はキャリアメール継続利用とニュース速報といった、筆者が必要な追加料金が加算された内容で、ahamoプラン単体としては2,970円となります。
T-Connectとahamo大盛のサービス比較
- | T-Connect | ahamo 大盛り |
---|---|---|
データ容量 | 無制限※ | 110GB |
速度 | 4G LTE | 4G LTE、5G |
受信エリア | au通信網 | docomo通信網 |
利用制約 | 車内限定 | docomo通信エリア内 |
ahamo大盛りは利用可能最大データ量が110GBに対し、TーCONNECTは無制限※で330円安いので一見するとTーCONNECTの方が良いように見えます。
ただ先にも解説した通り4Gレベルの通信速度で、「5Gに対応していない」事や、車内Wi-Fiだけあって利用範囲が車内限定(数m程度なら外に出ても繋がる)という点もあります。
ahamo大盛りは上限があるものの、利用制約がdocomo通信エリア内であれば繋がるのがメリットです。
90系ノアもたまに大人数乗るので、その時に使いたい放題のWi-Fiが結構役立つのですが、携帯業界全体的に見ても利用可能なデーター容量アップの流れがあります。
利用可能データ容量が向上しており底上げ傾向にあることから、このサービスがないと困るという状況にはならない方向に向かっている印象です。
これまでの内容を振り返ってT-Connectの契約どうするか?について、現状は継続契約する予定です。
とは言ってもahamoプランが20GB⇒30GBと10GB増えたのに料金据え置きということで、T-Connectの車内Wi-Fi契約については「固定費削減検討の対象」となる可能性が今後出てきそうです。
※無制限とされていますが、T-Connectサイト上で3日間の通信量が6GBを超える場合は速度制限が入る場合がある記載があります。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回は車内Wi-Fiサービス価格改定についてご紹介しましたが、改定後の料金についてはちょっとインパクトありましたね。
またトヨタが展開しているコネクティッドサービスとしてT-Connectを今回解説していますが、他自動車メーカでも車載Wi-Fiサービスを展開しています。
メーカーによってサービス内容が異なり、データ通信容量がトヨタのT-Connectのように無制限ではなかったり、決まった容量からしか選択できないサービスもあるので確認が必要です。
またモバイルルータという外でも利用可能なルータサービスが携帯各社だけでなく、色んな会社から展開があり、利用可能なデータ量、料金含めてお値打ちなものもあります。
中には利用にあたっての細かい点で通信条件など注意する内容もあるのですが、移動時の通信サービスも多様化している状況です。
気になった方は一度検討してみるのも良いかもしれませんね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
それではまた次回。