みなさんこんにちは、管理人のてっぺいです。

 今回はTOYOTA車に採用されているディスプレイオーディオ ナビ画面の地味な更新内容です。

 全車種ではありませんが、搭載されているディスプレイオーディオのナビ画面には、交差点のレーン情報を表示してくれる「先読みエコドライブ情報」という機能があります。

 社外ナビにも同様な機能はあると思いますが、今回ディスプレイオーディオのレーン表示デザインがちょっと変更になった内容と、簡単な設定内容を紹介します。

気になった方はこのまま読み進んでみて下さい。

 本記事についてはプライバシーポリシーに基づき可能な限り細心の注意を払って掲載しておりますこと予めご了承頂いた上でお読み頂けると幸いです。

 本記事は2024年04月10日時点のものです。記事掲載後の経過状況によっては実際の内容と異なっている場合があります。予めご了承下さい。

いつから変更になった?

 細かい変更日は申し訳ないことに覚えがないのですが、少なくとも先月3月の初旬くらいに変わっていたと思います。

変更前矢印デザイン

ディスプレイオーディオレーン表示_旧表示
出展:TOYOTA 90系NOAH 取扱説明書

 信号機と同じくらいの縦幅で、表示情報としてはありがたいのですが、視認性はあまり良いとは言えない内容でした。

(変更前画像情報がなく取説に掲載されている画像情報となります。)

変更後矢印デザイン

ディスプレイオーディオレーン表示_新表示

 見ていただけるとわかると思いますが、信号機の縦幅よりも大きく、矢印が見やすくなりました。

画像は夜間時なので、昼は色が反転します(白地に黒の矢印)

(モザイクだらけでスミマセン!)

 車線レーンが多いところになると、右折専用、直進、左折専用など片側だけで6,7レーンの道路もあるので交差点によっては賑やかな画面状態になるかもしれませんが、それだけに表示する矢印の大きさというのは視認性含めて調整が色々あったと思います。

 そんな声が反映されたのか、今回の変更されたレーン情報の矢印はとても見やすく、レーン数の多いところでも問題なく表示されてましたし、大きすぎてナビ画面に支障が出ることも無かったです。

先読みエコドライブ情報設定方法

変更方法は下記内容になりますので意外と簡単です。

1.ナビ表示にして、左下にある「・・・」(画像赤枠)をタップ

ディスプレイオーディオ 先読み設定01

2.赤枠の「地図表示」をタップ

ディスプレイオーディオ 先読み設定02

3.赤枠の「先読みエコドライブ情報」右側のスイッチをONにする

(画面のように背景青地で白丸が右なら有効)

ディスプレイオーディオ 先読み設定03

これでディスプレイオーディオのナビ画面に「レーン表示」がされるようになります。

注意:繰り返しになりますが、表示されない交差点もあれば、レーン情報の更新が間に合っていないため実際と異なる場合があるので注意ください。

レーン表示のメリット

交差点の路面、標識について以下内容に困ったことはありませんか?

  • 自車の車線矢印情報がかすれてる等判別困難
  • 渋滞による車両密集で路面レーン情報が見えない
  • レーン標識が前方大型車で塞がれて見えにくい

 

 道路状況にもよりますが、「直進したかったのに、交差点に差し掛かってそこが左折専用車線(または右折専用)に初めて気付く」というようなことは多くの方が実際に経験されたことではないでしょうか?

 先にある交差点のレーン情報がわかっていれば、事前に車線変更して回避できますが、交差点の車線が黄色線の場合は当然ながら変更は違反(俗にイエローカット)なので、状況によっては意図しない方向に進行せざるを得ないことになります。余計な燃料、時間を消費するのは出来れば避けたいところ。

 今回の「先読みエコドライブ情報」を有効にすると、差し掛かる交差点のレーンが先行表示されるので、事前に車線変更ができるので便利ですね。

レーン表示の注意点

 「どんな交差点も表示してくれるわけでもない」という点に注意です。

 紹介した「先読みエコドライブ情報」による交差点情報のレーン表示ですが、交通事情によりレーン情報が変わってしまっていたり、非対象の交差点もあります。

 またデータ更新が追い付かず「レーン表示が違っている場合」もありますし、ナビは万能ではないので実際の交通状況を確認しながら走行されることをお勧めします。

T-Connectの便利な通信サービス

 今回紹介したレーン情報関連の内容はナビのデータを元に表示していると思いますが、TOYOTAの「T-Connect」という通信サービスにより地図情報含め、最新のレーン情報も更新されます。

 プランにもよりますが、T-Connectの契約により、購入した車両にDCM(Data Communication Module)という通信機器が設置され、ネットワーク経由で地図情報の更新や、緊急時のSOS、音声による車両操作など様々な通信サービスが利用可能になります。

※基本的に購入時の申し込みより一定期間無料で以後所定料金発生という内容が多いと思いますが、サービスによっては最初から有料もあるので、お近くのT-Connect取り扱い店でご確認下さい。

 契約オプション内容によっては「車内WiFi通信」もあります。(TOYOTAのT-Connectの場合、月額1100円(税込み)で通信し放題です)

 通信ネットワークはA〇回線なので接続エリアの広さ、繋がりやすさはまず気にしなくて良いですが、通信速度については「4Gミドルレンジ」くらいの速度になるのでそこまで期待はしない方が良いです。

 ディスプレイオーディオのナビ情報はT-Connectサービス利用による差分更新で、新しい地図情報があれば自動で更新してくれますので便利ですね。

 ちなみにT-Connect契約すると、車両後部天井に後述する三角形のフィンタイプ通信アンテナが搭載されます。

車両後部屋根の三角物体は通信アンテナ

90系NOAH_フィンアンテナ
画像は90系NOAH(ノア)のアンテナです。

 洗車前で汚く申し訳ないですが、最近の車両後部天板にこんな「三角の物体」を見掛けた方がいらっしゃると思いますが、オブジェではなく「通信アンテナ」になります。

 「魚の背びれ」のような形状なので、「シャークフィン(サメの背びれ)アンテナ」、「ドルフィン(イルカの背びれ)アンテナ」などの名称があります。

プリウスαトップノットアンテナ
プリウスαのトップノットアンテナ

 ちなみに前車プリウスαにもモデリスタオプションで「トップノットアンテナ」がありました。画像は当時(確か2万くらい)付けていたものです。とても分かりにくくて申し訳ないです。もっとしっかり写ってた画像があったはずなので、見つかったら差し替えします。

 元々高級車がラジオ以外の通信目的(G-LINK?)で搭載していたシャークフィンアンテナが始まりのようで、その独特の形状とデザイン的に流行りだしたのが大まかな経緯だったと思います。

プリウスαロッドアンテナ
画像はプリウスαのロッドアンテナです。

 画像のような棒状の「ロッドアンテナ」が多いかと思いますが、近年の通信サービス多様性より、通信可能な車両が増えているせいか、フィンタイプ採用車両が増加傾向です。

 補足:ロッドアンテナではなく、フィンタイプのアンテナを搭載している車両は通信サービスを契約している可能性はあるものの、中にはラジオ、VICS通信用のロッドアンテナをデザイン的にフィンタイプに付け替えてる方もいるので、一概には言えないところはあります。(私のプリウスαはその代表例)

最後に

如何でしたでしょうか?

 私個人の感覚にはなりますが、T-Connectのナビ情報更新頻度や、新しい道路や建物情報も早めに反映されていることが意外に多いと思います。

 社外ナビの中には、ネットワーク経由での更新に対応したモデル、プランもありますが、通信手段を持たないナビは「春、秋、年度」といった区切り単位での更新が多のではないでしょうか。

 非通信タイプのナビの場合、地図データの更新をするには、ナビ購入時の特典含めて有料、無料等のプラン色々があるものの、公式サイトからの地図更新データのダウンロード、郵送された更新データ入りのメディアを通じてナビに更新データを入れることでアップデートするので、更新対応しない限り地図情報は更新されません。

 地図データの更新がされないままの走行した場合によくあるのが、地図上に道の無いところを走行したり、目的地設定済みの場合は再検索を頻繁に実行する賑やかな状態にもなります。

 ネットワーク経由での更新タイプはそういった場面でも、新しい地図情報があれば、特定期間を待たずに早期に地図情報の更新が出来ますし、新しい道を含めたルート検索も出来てとても便利です。

 今回の車線レーン矢印情報もオンライン通信で見やすさがアップデートされるというのもまさに「通信サービスならでは」の恩恵と思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

それではまた次回。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事